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せめて夢の中だけでも
第15章 騒つく心
時計が11時を回った時だった。
…お腹空いた…
朝ごはん食べなかったし…
「…沙織ちゃん…私、ちょっとジュース買ってくる。
沙織ちゃんも飲む?」
「あっ。良いですよ。大丈夫です」
私は堪らず、オフィスを出て
外の自販機へと向かった。
温かいココアを買って一口飲むと
喉へと流れる感触が広がる。
「はぁ…助かった。」
「お前…大丈夫な訳?」
後ろから声がして振り返る。
「隼人…大丈夫よ。」
「顔色悪いぞ。」
「お腹空いてたの。大丈夫…」
「おいっ。大丈夫じゃ…」
クルクルと視界が回り、
私の視界は一瞬で真っ暗になった。
何度か隼人の声が聞こえたけれど
体は石のように重く…
動くことさえできなかった。
…お腹空いた…
朝ごはん食べなかったし…
「…沙織ちゃん…私、ちょっとジュース買ってくる。
沙織ちゃんも飲む?」
「あっ。良いですよ。大丈夫です」
私は堪らず、オフィスを出て
外の自販機へと向かった。
温かいココアを買って一口飲むと
喉へと流れる感触が広がる。
「はぁ…助かった。」
「お前…大丈夫な訳?」
後ろから声がして振り返る。
「隼人…大丈夫よ。」
「顔色悪いぞ。」
「お腹空いてたの。大丈夫…」
「おいっ。大丈夫じゃ…」
クルクルと視界が回り、
私の視界は一瞬で真っ暗になった。
何度か隼人の声が聞こえたけれど
体は石のように重く…
動くことさえできなかった。