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せめて夢の中だけでも
第3章 最悪な再会。
「…で?今日1日お前のその間抜け面の
原因を聞かせてもらおうか?」


「へっ?」


「その…朝起きたら隣に寝てた男が
頭から離れませんって書いてあるけどな…」


「違っ!」


かぁ〜っと顔が熱くなり
私は全否定した。




いや…当たっているんですけど…。




前に置かれたビールを一気に
喉に流し込むと隼人はあからさまに溜息をついた。



「何だ?ヤッてしまった女の弱みか?
覚えてなくてもヤッたら惚れるのかよ?」



「なっ!そんな言い方しないでよ!
惚れてなんていないわよ…」





…だって私は隼人が好きなのよ…?




「まっ。俺は泥酔した女をお持ち帰りするほど
腐った男じゃねぇーけどな。」


「悪かったわね…泥酔した女で。」





「お前も女なんだから…少しは考えろ」



真っ直ぐな目をして言われれば…
私の胸はうるさく鳴り響く。
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