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せめて夢の中だけでも
第21章 晴れのち雨
秋雨とちゃんとお付き合いして
1ヶ月。
「もう少し12月…」
「Xmasですね!先輩♡」
そこのデスクの沙織ちゃんは相変わらず
キャッキャっ言っている。
「沙織ちゃんは彼氏と?」
「それが…別れちゃって。
シングルベルになりそうです…」
「それは…それは…。」
「先輩♡一緒に過ごしません?」
すると前のデスクから声がした。
「アホか。こいつは彼氏とデートだろう」
「あっ。そっかぁ〜ですよねぇ〜…」
いや…それは…
「良いよ。沙織ちゃん。過ごそうよ。」
「えっ!?先輩!!」
「はぁ?お前、エロガッパはどうすんだよ!」
…エロガッパ?
「…ほら。Xmasはお店がね…」
…女性が、多いあの店で
人気のある秋雨がXmas休めるなんて…
仁さんは甘くないはず。
「あー。そうか…」
なんとなく隼人も察したようで
一斉に黙ってしまった。
「なら♡3人で過ごしましょう♡」
えっ????