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せめて夢の中だけでも
第4章 『秋』の『雨』
「あんた。その男が気になるんでしょ?」
「えっ!!違うわよ。」
「違う?嘘よ。
あんたこの三年間、隼人君のことでしか
私に相談してこなかったじゃない?
それが…急にこれよ。」
「……むかつくのよ…。
凄く綺麗な顔してて…
自分の格好良さをわかってる感じがして。」
このモヤモヤとした気持ちが何なのか
私は自分自身、まだ気付いていなかった。
その後、私たちはパスタを注文し
女の話で盛り上がった。
「これからどうする?
今日は凛に付き合うわ」
「本当!?」
「いつも居酒屋だから夜は
オシャレなとこで飲みましょ」
いつもいつも友香は寂しい時
側にいてくれる。
唯一無二の親友だ。