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せめて夢の中だけでも
第25章 メリークリスマス
「隼人も行くでしょ?」
「行かないとあいつらにマジで海に沈められる…
俺まだな死にたくないし…」
隼人の顔は本当に何かに怯えているかのようだった。
「ならお願いします♡」
沙織ちゃんはニコッと満面の笑みで隼人を見つめていた。
「…ハイハイ」
少し照れながらもいつも、私たちに付き合ってくれる
隼人は本当に凄いと思ってしまう。
私たちのXmasは仕事で
慌ただしく過ぎて行ってしまった。
…………………………………
「あぁー!終わったー♡」
沙織ちゃんが大きく手を挙げ伸びをする。
三人ともが定時を少し回った
18時半ごろに仕事が片付いた。
私と沙織ちゃんは目を合わせながら
「行きましょうか♡先輩!」
との声で立ち上がる。