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せめて夢の中だけでも
第26章 同じ気持ちだって解ってよ?
「……誰のハンカチで包んでるわけ?」
「えっ…あー…隼人さんのですね…」
…そこ、ヤキモチ妬くポイントなの!?と
心底思ったが…敢えて触れなかった。
「俺の愛を…隼人くんのハンカチで包むなんて…」
「……お仕置きだね?」
私の手首をぐっと掴むとそのままベッドへと
押し付けた。
彼に組み敷かれた私はまた身動きが取れない。
「…俺がどれだけ…嫉妬してるか解ってる?」
そして、私の唇に噛み付く。
「んっあ…」
「隼人君も…俺をいつまで苦しめるんだか…」
首筋へ1つ…
胸へ1つ…
太ももへ1つ…
秋雨は、それぞれの場所に
赤い印を残していく。
「秋雨っ!明日まで仕事だからっ…」
「…知らないよ。」
「隼人君に気付かれたら良いんだ。
凛ちゃんは俺のものだって気付かせたらいい…」
「隼人はっ…好きじゃないよ…」
それを言い終わると秋雨は私から少し離れた。