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せめて夢の中だけでも
第27章 疑惑と嫉妬。


中に入ると、秋雨たちのBARよりも暗く
それでも間接照明が心地よい場所だった。


有香は席に座ると根掘り葉掘り
煌から話を聞いていく。


年齢は23歳。
大阪の秋雨たちの店の店長をしているらしい。

彼女はいなくてもう1年。

…時間のすれ違いで別れたとか。




仁さんとは本当の血が繋がった兄弟らしい。
橘さんと同い年だと笑っていた。




「ねぇ、凛ちゃん。
秋兄、優しい?」



「えっ?…うん。…どうして?」


「何でもない。

ねぇ、秋兄が誰と働いてるか知ってる?」





ドクッーっと激しく心臓が痛む。


今日みた…あの名前…


「潤田 朱里」



「その顔、何か知ってるの?
多分、凛ちゃんの予想は当たり。

秋兄、喰われるかもね」




「…何…それ…」


動揺を隠せていない私の隣で
酔った有香は煌の頭を叩く。


「馬鹿言うんじゃないわよ!ガキ」

「お姉さん、怖いよ。
忠告だよ。いつまでも安心してると、
秋兄は、すぐ誰かのものになってしまうよってこと。」




…誰かのものに…



まだ…離れて2日しか仕方ってないのに…


不安にさせないでよ。
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