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せめて夢の中だけでも
第28章 甘い言葉の裏は…
『凛ちゃん…?泣いてない?』
「えっ…?」
突然の秋雨の言葉。
『凛ちゃんが…泣いてる気がした。
凛ちゃん…何も出来なくてゴメン。
側に…いれなくてゴメン。
カッコ悪くてゴメン…』
…何を…言っているの…?
『でも、これだけは忘れないで…
俺は…
凛ちゃんが大好きだ。
何があっても。どんな事があっても。
だから…泣かないで…凛。』
凛と呼ぶ声は低く…悲しみで覆われていた。
『再来週は凛ちゃんを朝まで味わらせてもらうよ。』
クスッといつもの秋雨に戻る。
この言葉の裏は…何があるの?
私の表情が変わるたびに
目の前の煌も同じように…
苦しそうにしたり、笑ったりと
表情をコロコロ変えた。