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せめて夢の中だけでも
第34章 変わらないその気持ち。
もう、お互い歯止めが効かなかった。
深いところまでお互いを求め
激しく唇を重ねる。
どちらのものかもわからない唾液が
私の口の端を伝い濡らしていく。
「凛っ…凛っ」
秋雨の顔が下へと下り、私の胸へと刺激を始める。
優しく突起を舐め、時々軽く噛む。
それを執拗なくらいまで繰り返す。
「ふぅっ…ん。あっ…秋雨っ」
「凛ちゃん…四カ月もお預けくらってたんだ…
いいよね?」
…本当に…?
朱里さんとは…してないの?
快楽の中でも、私の頭は冷静に物事を
考えることが出来るようだった。
秋雨の顔を真っ直ぐ見ると、すべてお見通しのような
笑顔をこちらに向ける。
おでこにそっと一つキスをすると
「…してないよ。誰とも」
そう…笑った。
苦しくて堪らない…
胸がもう一杯で…爆発しそうなほど
苦しい。
そんな私にまた、キスをして
全てを吸い尽くすように何度も私を攻め立てた。