この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第39章 一生俺のもの。

何気ない朝だった。

仕事から帰ってきて少し寝たのかさえわからない秋雨が
いつものように朝食を準備して待っていてくれた。

少しいつもと違うのはなぜか…
彼が眼鏡をかけ、新聞へと目を通している。


「秋雨?気になる記事があるの?」

滅多に新聞なんで読まない彼が珍しい。

そんな彼は新聞から目線を反らすことなく私に告げた。





「凛ちゃん…籍、入れようか。」





私の箸から挟んでいたトマトが落ちて、
コロコロと秋雨の前まで転がった。


口の端をあげ、笑う秋雨。






「どう?賛成?反対?」



「賛成です…」



「なら良かった」



眼鏡の奥の目が細まった。


「なら、挨拶行かないとね。
プロポーズしてるのに、挨拶してなかったし。」


「…そうですね。」


「なら今週ね。」


勝手に淡々と決めて新聞を畳むと
おやすみ。と私の額にキスを落とし寝室へと行ってしまった。

/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ