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せめて夢の中だけでも
第39章 一生俺のもの。
…「…い。おいっ!おーい!」
パソコンのキーボードにてを置いたままボーッとする私に隼人が何度も声をかけた。
やっと気付いた私に大きな溜息を吐きこちらを見ていた。
「あっ。ゴメン…何?」
「お前、ボーッとし過ぎなんだよ。」
「何かありましたー?」
沙織ちゃんが覗き込む。
私は少しだけ笑いかけると、
沙織ちゃんも少し笑った。
「先輩?今日夕飯ご一緒しません?」
何かを感じ取ったのか、沙織ちゃんから
食事へと誘われるのは初めての事だった。
「ん?良いよ。」
「2人でですからねぇー!」
ベーっと舌を出し隼人へと、訴える。
隼人はハイハイと流しまた自分のデスクへと向かった。