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せめて夢の中だけでも
第39章 一生俺のもの。





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そして、週末。
土曜日がきた。

朝早く、秋雨は全身鏡の前で
全身をチェックしている。

この日のために彼は髪を黒く染めた。
スーツも何故か新調した。

いいと言ったのに…特別な日だからと。



「凛ちゃん、いい男に見える?」

笑顔で私の方へと振り向く。


…はい。世界で一番かっこいいですよ。



そう思いながらも

「どうかな?」と素っ気なくいう。


すると、彼はまたえー…と言いながら
鏡とにらめっこをしている。



あまりに普通の格好な私に
秋雨は、不釣り合いすぎる。



「そろそろ行こうか?」

彼が私に声をかけ、玄関へと向かう。
私も後に続くと…

玄関に見慣れない靴が揃えてある。



薄いピンクのヒール。


「凛ちゃんにもきっと特別な日になる。
俺からのプレゼント。」


そう言うとわざとらしく手を差し出し
私が靴を履くのをエスコートしてくれる。

家を出る前から…

泣きそうだよ……。
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