この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第6章 現実か空想か


店の外の螺旋階段を降りると
やっと秋雨は私を離した。


とても興奮していたのか
肩でハァ、ハァと息をしている。




「あのっ…五十嵐さん」




堪らず声をかけると彼は
優しい表情に戻っていた。




「秋雨だよ。凛ちゃん」



あっ…。凛…ちゃん


さっきまで呼び捨てだったのに
また、普段通りの呼び名で私を呼ぶ。



「秋雨…さん。」



「よく出来ました。」




彼はニッコリと笑って私の頭に
温かい手のひらをのせた。



「ゴメンね。引っ張り出したりして…
みんな驚いたかもね…。」




はい。でしょうね…
この後どうしてくれるんですか?


なんて言えませんけど…


「あっ。俺まだ仕事中だった。

また仁(じん)さんに怒られるわ…」


舌打ちをしながら頭をクシャッと乱した。


「会えてよかった。凛ちゃん。」


と手を振りながら店内へ戻ってしまった。










/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ