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せめて夢の中だけでも
第41章 another story。side秋雨


「ねぇ、秋〜!」

短いスカートを履いて
足を組み直す。

…今にも中が見えそうなんだけど…

御構いなしにして客の女は
俺の腕を掴み、行かないでよ〜と懇願する。


「仕事中ですから…すいません。」


やんわりと断ると、彼女の顔は
一瞬にして曇った。


「何よ、仕事以外では会ってもくれなくなったくせに。」

不満そうな顔で、俺を見つめる。

そんな彼女に頭を下げ、俺はカウンターに
彼女が頼んだカクテルの名前を告げる。



「仁さん…俺は自分を恨むよ…」

「あぁ?何だ今頃…」

「どうして…女遊びなんてしたかな…」

「あぁ、それか。

恨め、恨め。」


仁さんが作ったカクテルを持って
彼女のところへと戻った。


「ねぇ、秋っ!」


また俺の腕を掴む。


「最後に一度だけ…お願い。」


酒の匂いをプンプンさせながら
俺の胸に手を這わせる。


「ごめんね、仕事中だから。」

「なら、終わったらお願い。」

「んー…無理だよ。

俺、結婚したんだ。」


彼女の目線は左手にいくが
ソレがないことを見たのか、笑った。
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