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せめて夢の中だけでも
第7章 無言の協力
無事…私達は時間までに
焼酎を百貨店に届けることができた。
これも全て…秋雨のおかげ。
「はぁ〜。焦ったな。
悔しいけど、あいつのおかげだよ。」
会社の屋上のベンチで体を反りながら
隼人は伸びをした。
「本当…五十嵐さんに助けられたね。」
そこに座る私がそう言うと彼は
急に真面目な顔になった。
「…何っ?」
少し驚いて私が聞くと
「お前とあいつ…本当に
一度きりの関係な訳?」
「うん。そうだよ?」
「なんか…気に入らねー奴。」
そう小さく小さく呟いた。
「で?お礼の電話とかしないわけ?」
「うん。仁さんが仕事が終わったらって
言ってたから…それまではやめとく。」
「何だよソレ。」
私が笑うと隼人は
「理解できねぇー。」と
席を立ちオフィスに戻ってしまった。
焼酎を百貨店に届けることができた。
これも全て…秋雨のおかげ。
「はぁ〜。焦ったな。
悔しいけど、あいつのおかげだよ。」
会社の屋上のベンチで体を反りながら
隼人は伸びをした。
「本当…五十嵐さんに助けられたね。」
そこに座る私がそう言うと彼は
急に真面目な顔になった。
「…何っ?」
少し驚いて私が聞くと
「お前とあいつ…本当に
一度きりの関係な訳?」
「うん。そうだよ?」
「なんか…気に入らねー奴。」
そう小さく小さく呟いた。
「で?お礼の電話とかしないわけ?」
「うん。仁さんが仕事が終わったらって
言ってたから…それまではやめとく。」
「何だよソレ。」
私が笑うと隼人は
「理解できねぇー。」と
席を立ちオフィスに戻ってしまった。