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せめて夢の中だけでも
第9章 覚悟を決めて
「あっっ…はっ…んんっ…」



秋雨の表情も苦しそうで
思わず頬に手を伸ばした。


優しい笑顔になり彼は
小さく息を吐いた。


「ゴメン…凛ちゃん…

全く余裕ないかも…」




「んんっ。あっ!あっ!あぁっ。秋雨っっ」


「くっ…っ。」



彼の表情が一瞬変わり、
秋雨が先に果てた後、私も絶頂を迎えた。





「凛…」




優しく呼ばれた私の名前…






優しく髪を撫でる手の温もりを感じながら
私はそのまま意識を手放した。








…目を開けた時も…


私は、必ずあなたを覚えている…
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