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やさしいキスをして?
第7章 初デート?
『倉田さん、彼氏いるんでしょ?』
『えぇ?!』
思いもよらない言葉に、手が止まる。そのままギョッと隣りを見上げたら…
『何度か携帯に連絡入れたけど…迷惑だったでしょ?一方的に誘ったりしてごめんね。』
優しく笑ってくれた。彼氏って…あたしが先輩のお誘いを断り続けていたからかな?改めて考えたら、先輩にも申し訳ない態度をとってたな、あたし。
『先輩は悪くないです。せっかく誘っていただいてたのに…すみませんでした。』
『…それで、今日は彼氏とケンカでもしたの?』
『…へっ?』
黒板を消し終わって、先輩はまた微笑んだ。