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第7章 初デート？

『ゆう…痛っ！』


ゆうひの元へ行こうとした途端、左腕を強く掴まれた。


『チッ…何なんだよ。』


小さくボヤきながら、先輩が立ち上がる。………だから、アナタハ誰デスカー？？


『あさひ！その変態から離れろ！』

『誰が変態だよ…？！君こそ、今さら別れた女を追いかけてきて何の用だ？女々しい男だな。』

………いや十分変態ですよ、鷹野先輩。何なのその変貌ぶり？！喋り方おかしいからっ！さっきまでの紳士が一変、実はこんな本性の人だったなんて…！


『あの…先輩、離してくれませんか？』

『大丈夫だよあさひちゃん。あんな過去の男のことなんか気にしなくて。君の心の傷は、俺が癒してあげるからね？』


先輩はいつものキラキラ笑顔を浮かべてるけど。何だろう…その姿はなんというか、もはや滑稽。キモいなんて次元も通り越しちゃったよ。とりあえず…そのお綺麗な顔、殴ってもいいのかな？