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やさしいキスをして?
第10章 番外編


『ぼく、そろそろ帰るけど…』


なかなか出てこないあさひちゃんを呼びに、台所の扉を開けた。すると…


『あ、お待たせ!遅くなってごめんね?』


あさひちゃんはエプロンを着けていた。


『あの、あの、あのね…//あさひが…じゃなくて、あたしが、作ったの。』


あさひちゃんは台から降りて、お鍋からよそったそれを、机に置いた。


『え……』


ぼくはその場に、固まってしまった。




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