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やさしいキスをして?
第10章 番外編
ガタンッ
隣りの椅子を引いて、あさひちゃんがぼくの方を向いて座った。ちょっと俯いて…どうかしたのかな?
『あのねぇゆうひくん…』
『ん?』
小さくて消えそうな声。
『ゆうひくん…小学校に行ってから、あんまり遊んでくれなくなったでしょ?』
『え…うん。』
『あたし寂しいな…』
いつも元気なあさひちゃん。だけど、目の前のあさひちゃんは まるで今にも泣き出しそうだ。そんな顔しないでよ。それって……ぼくのせい?ぼくが遊ばなくなったから、泣きそうなの??