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第10章 番外編

『さてはあさひ、おれが恋しくでもなったかなー♪』

『まったく…懲りない男だね。追い出されたと思ったら、もう呼びつけられて。よくもまぁ、それだけ尻に敷かれて、文句の一つも出ないもんだよ。たまにはお前、あさひに厳しくしてみたらどうだい。』

『あれ、おれって敷かれてんの？あたたか〜く包み込んでるつもりだけど？（笑）』


おれが言うと、キョウちゃんは呆れ顔で シッシッと手を振ってきた。


『…そうかい。ウチの孫は幸せ者じゃ。』

『へへ//おれも大概、幸せ者だもん♡』


大っきな ため息をつくキョウちゃんに笑顔を返して、おれはキッチンへ向かった。