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やさしいキスをして?
第4章 胸キュン?
『…おれは、あさひが味噌汁さえ作ってくれたら、十分嬉しいっスよ。』
会話に入ってきたゆうひの声は、何故だか柔らかい。ん?何か、心なしか頬も赤くない?どうしちゃったの??
『ゆうひ、熱でもあんの?なんか顔赤いけど。』
『…あさひのバカ//』
『はぁ?』
『本当、ゆうひは一途だねぇ〜』
『キョウちゃん///!それはおれとキョウちゃんの秘密だからね!』
『ほほほ。はいはい。』
なんだか知らないけど、またやってるな…“秘密の会話”。さっきもそうだったけど、二人は昔から あたしにも言わない秘密をいくつか持っている。だから たまにこうして、二人だけでコソコソ会話する。ゆうひは やけに焦ってたけど、どんな秘密なんだろ?……ま、教えてもらえないから、いいけど。