この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第12章 おまけ〈マドカ〉
『ふふ…絶対喜ぶよ、ゆうひくん。』
『…へへ////うん、本番も頑張るね…//』
数日前。
「来年のあたし達の誕生日ね、ゆうひにサプライズしよーと思って!マドカ、何かいい案ないかなぁ?」
そんな風に、あさひから相談を受けた私。「なら手作りのケーキを用意したら?」なんて提案に、あさひは二つ返事で乗ってきた。
『じゃあ早速…もったいないけど、味見しちゃおっか?』
『待って待って!忘れないよーに、完成図の写真撮っとくから!』
『うふふ…』
『なっ…何?//』
見てるだけで、微笑ましい。
『最近のあさひ、ほんと可愛いらしいな〜って思って。前までのあさひなら、絶対こんなことしなかったんじゃない?』
私が笑うと、あさひはムッと口をすぼめ、そっぽを向いた。