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第13章 おまけ〈あさひ〉

『あんたね…//人の体で遊ばないでよ…！』


むかつく。散々あたしをいたぶって、何が楽しいの？！指も、唇も、枯れたその声も、あたしばっかりソノ気にさせて、放ったらかしなんて…！


『ゲホッ…遊んでねーって。おれはさ、あさひの全部を知っときたいの…』


睨みをきかしたあたしに、返ってきた真面目な眼。そしておもむろに、あたしの手を取ると、


『だから…おれにだけ、見せて？』


ちゅっ…と、まるでおとぎの国の王子さま的なノリで、甲にキス。チュ、チュ、と伝う唇は人差し指まで辿り着き、ゆっくりと口開く。


『ぁ…やっ…//！』


ゆうひの口の中。飲みこまれた指は、爪先から根元までを唾液たっぷりに舐められて。舌で押し戻されたと思ったら、また、ちゅるっと吸い込まれる。