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やさしいキスをして?
第15章 おまけ〈ゆうひ〉
『…?強いの意味は理解しかねるが…とりあえず小田原、悪いが1•2限のノートを見せてもらいたい。』
真面目かッ!強いのイミ分かってなくても、おちょくられた空気は察しただろうに。終わらした!強制的に話題終了させられたっっ!
『まぁ、いつも助けてもらってるしなぁ〜♪はいよ。』
素直かッ!そしてお前は分かってて流されてやるのかっ!トオルのいいとこ…真っ直ぐなとこ全面に出ちゃってるっっ!
『つか今日、めっちゃ晴れてんじゃん!ムカつくよなぁ〜昨日コレだったら、旅行カンペキだったのに!』
うい〜っと背伸びするトオルは、もうミッシー達を詮索する気はないようだ。別におれもそれでいいけど…もとはといえば、お前がミッシー達を旅行中に世話するとかなんとか振れ回ってたくせに。フタを開けりゃ、酔いつぶれてただけじゃん。ゴムだって持ってきてなかったみてーだし…
分かりやすそーに見えて、実は何考えてるか分かんねーやつなのかも…