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やさしいキスをして?
第17章 おまけ〈あさひ②〉


チュ…チュ…


あやすみたいに。
あたしを塞ぐ吐息がどれも優しくって
悔しい…


『おれ、あさひにしか興味ねーよ?』

『…//よく言うわよ!あんな大っきいおっぱいの後輩抱えといて!』

『くははっ!なぁ、あさひが嫉妬してんのって蔵田?それともおっぱい?(笑)
……いでででで!』


迫ってくる顔を押し上げて、ベッドに座り直す。もーイヤ、腹立つ、あたしバカみたい!
それでもお構いなしのゆうひは、ギュ。
懲りずに背後からの、ギュ。


『怒んなってば?』

『フン。こんな貧相なの、用事ないでしょ』

『なーに言ってんだよ…』


シャツのボタンにかかる両手が
プツ、プツ、と


『最高のご褒美に決まってんじゃん。』


プツ、プツ…それはまるで、あたしの武装を解くかのように。


『…あたしの貧乳ちゃんがごほーびって、それ慰めのつもり?バカ言わないでよ。』


無防備な素肌に落ちるキスは
甘く、甘く、


『バカはどっちだって。あさひのじゃなきゃ、おれには意味ねーの…』


甘く、甘く…まるであたしを、芯からほぐしていくかのように…



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