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やさしいキスをして?
第17章 おまけ〈あさひ②〉
『ハァ〜〜よかった!!それは正夢じゃねーな!!』
『……は?』
『いやァ〜ワンルームのキッチンだろ?あり得ねーあり得ねー!そんな雑な場所で言うとか、絶対しねーし!!うん、正夢なハズなし!セーフセー〜フ』
『…………?』
もはやゆうひの言ってることは意味不明。でっかく息をつきガッツポーズを作ったかと思いきや、今度はあたしの両手をガッシと掴んできた。
『夢に先越されるとかなくて良かったわ!おれのあの言葉は、まだちゃんと大事にとっとくからな!』
『はぁ…アンタさ、いつにも増して意味分んないわ。』
『それから…将来はさ、おれちゃんと堅実な職見つけて働くから!』
『は…?』
『あさひに不自由はさせねーから!それなりの大きい会社でバリバリ頑張って、いずれは高給取りになってみせるからさ!安心しろよ!』