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やさしいキスをして?
第18章 おまけ〈ゆうひ②〉
『いやぁ〜全体的にレベル高ぇよな〜♪オレこの高校にして良かったぁ♡』
『ウチのクラスもなかなかだけど、1年の中じゃ2組と4組?特に可愛い子揃ってるよな!』
『あー…2組の園山マジヤバイ。超好み♡』
『胸もあるもんなぁ♡学年一は園山さんか、もしくは4組の長谷部さんだよな?』
入学して三週間。昼飯前の休み時間。
ひととおりクラスも打ち解けてきたこの時期に、ここ1ー6組で専ら盛んなのは…異性観察。どいつがイケてるイケてないと、とにかくクラス中、男も女もお喋りに余念が無い。
『選び難いな〜♡でもさ、園山さんと一緒にいる子…実はオレ、あっち派』
『あ、倉田さんだろ〜?やっぱ元気系は目を引くよなぁ。笑った顔とか、めっちゃ可愛い!』
『分かる!明るくて話しやすそーな雰囲気とか超いいよな♡』
『なーお前は?お前はどう思うよ?』
おれの席近くにたむろっていた男子5〜6人。さっきからうるせぇなと思ってた矢先、その内の一人に話しかけられた。