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第5章 お家デート

「ん？
…きゃっ！」

いきなり引っ張られ、新の腕の中にすっぽりと埋まってしまった


「な、なに…？」


「いや、高橋がいなくなったから…
やっとだきしめられると思ってな」


「っ…！」

（なんでさらっとそういうこと言うかな…
たまにこういうこと言われると…ヤバイです…！）


「お前…顔真っ赤だぞ
どうしたんだ？」


…ニヤニヤした顔で言われましても…
絶対に心の中でからかってますね


「…赤くない！」

私は体を反転させ、新の胸に顔を埋め、手を背中にまわしてぎゅっと抱きしめた