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私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
第2章 秘めた想い

ぼんやりと幼い頃の俺と亡き母のシルエットを思い浮かべていた瞬間...ドスッ...と背中に衝撃を受け...前のめりに倒れ、地面に手を着いた。
思わず振り向くと、クラスで特に絡んでくる鬱陶しい男三人組が俺を見下ろしていた。
その三人組の真ん中の男は足を持ち上げた状態で、細身で貧弱な俺はそいつに蹴られて容易く倒されたのだろう...
この三人組の名前は意識に留めておらず、俺の中ではただの嫌な奴A、B、Cだ。

「何たそがれてんだよ?」
「お前の親父ってまだ逮捕されてねーの?」
「なあ、金貸してくんね?」

三人組は俺に全く統一性の無い質問を浴びせる。どこにでもこんな低俗な連中はいるものだ。

「無視してんじゃんねーよ!!金貸してって言ってんの」

答えようの無い質問を流していると、俺の腹部に正面の男の爪先がめり込み、呻き声を上げながら前屈みになってしまう。

「金なんて...持ってない...」

精一杯...平然とした口調で答える。
確かに俺は、金を渡す事で養育の義務を果たしているつもりの和雄から、中学生の小遣いからは逸脱した金額の金を麻耶を通して受け取ってはいるが、こんな連中がいる為学校にはほとんど金を持って来てはいないのだ。
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