この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
旦那様☆ロマンチスト
第9章 ご乱心な奥様


「ただいま」
「…お帰りなさい」


 ―――よかった…。


 みーなの様子が何だか気に掛かり、今日は早めに仕事から帰宅した俺。

 昨日、凛子のことを何とかした後で帰宅した時には、もう日付が変わってしまっていた。
 正直俺は、みーなが俺達の寝室じゃなく、客間に布団を敷いて寝ていたという事実に、かなり落ち込んだのだ。
 みーなを誘って、あの場所できちんと話をしようって行動した矢先に、大事なみーなをないがしろにしてしまったことに、仕方無かったとはいえ胸が痛む。

 もしかして、家を出て、実家に帰っていたら―――そう考えたら、今日は一日仕事が手につかなかった。だから、みーなの「お帰りなさい」が聞こえた時は、ホッとしたのだ。


 でも、何かがおかしい。

 俺を出迎えたみーなの顔に浮かぶ作り笑顔。

 ここ一週間は別にして、いつもは寛いだホームウエアでふんわり出迎えてくれる俺のワンコは、そこにはいなくて。代わりにキチンと化粧をし、青いワンピースを着た、よそ行きの笑いで微笑む綺麗な樹菜がそこにいた。



/133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ