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旦那様☆ロマンチスト
第9章 ご乱心な奥様


 「晩御飯っ、までに帰るって、言ってたのに!あの日帰って来たのっ、夜8時回ってからの、帰宅だっ、たし」



 みーなは流れ落ちる涙を拭うこともしない。
 

 「昨日の電話だって、その女の子…っ、凜子さんからの電話なんで、しょ?
 私と思い出の場所で、話…するより、わざわざ引き返してまで、会いたいひとなんでしょう?…大事なひとなんでしょう。
 結婚指輪をその薬指から外してしまえるぐらい、そのひとのこと、本気で愛して――――」


 泣きながら、まくし立てるように叫んだみーなは、そのままリビングの床にへたりと座り込むと、子供の様に号泣した。


 「ゆっ指輪…が、無いから、…もう、私のこ、と…、愛してないって…思った」


 しゃくりあげながら、鼻水垂らし、綺麗に化粧したよそいきの顔はぐちゃぐちゃだ。
 子どもみたいにわんわん泣きじゃくる姿は、傍からみたら滑稽な姿だと思う。でも俺にとって、そんなみーなの姿は、最高に愛しくて可愛い姿だった。



 ―――お帰り。俺のワンコ。


 

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