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旦那様☆ロマンチスト
第3章 疑惑の旦那様
甘いミルクティーを飲みながら、cafeの窓側――外が良く見えるそこに座り、ぼーっと通りの様子を眺めていた私。
その目に映る一人の男性の姿―――。
――――――――えっ?!
ちょっと嬉しくなった私は、思わず立ちあがった。
そこには、毎日その姿を見ている、私の旦那様の姿があった。
―――敏さん!何で?こんな所にいるの?
敏さんの行き付けの本屋も床屋も駅の向かい側で、このスーパーの方には敏さんが良く行くお店なんて無いはずだった。
そして、私の気持ちは萎み始める。
だって。
敏さんは――――――― 一人じゃなかったんだ。