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旦那様☆ロマンチスト
第6章 行動する旦那様
俺とみーなは夫婦といえども別々の人間だった。
自分も、ひとりそっとして置いてほしい時がある。だからみーなもそうに違いないし、そんなみーなを理解したいと思っていたけど。
だけど、そんなことより。
俺に背を向けて泣いているみーなを見ているだけのこの状況が嫌だった。
同じベットに寝ているのに、その細い肩を震わせている姿をみるのは辛かった。
時間が経つ程、みーなにそのことを伝えるのが難しくなっていく。
みーなは何かに酷く哀しんでいるようなのに、その原因が何なのか聞くタイミングを失っていく。