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旦那様☆ロマンチスト
第7章 妄想する奥様
キス、されるんじゃ無いかなんて、一瞬、期待してしまった自分が恥ずかしくなり、私はうつ向いてしまう。敏さんを好きな気持ちが、体から溢れて流れ出るようすが敏さんに見えてるんじゃ無いか――なんて思うぐらいに恥ずかしかった。
敏さんの笑顔は破壊力抜群で。敏さんの態度1つにこんなにも振り回される私は、やっぱり彼のことがこんなにも好きなのに―――。
「すぐ戻る。そしたらちゃんと話しよう。」
敏さんはそう言うと、来た道をまた戻り、私を自宅に降ろすと、急いでその凜子とやらの女の許に向かってしまったのだった。