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恋のリサーチ
第3章 小さな恋の芽

新幹線の、窓の外の真っ暗闇を見つめたくても
車内の光がガラスに映り、
くらい自分の顔しか見ることができなかった。
幸い隣には誰も座らなかった。
だから安心して鼻をすすることができた。
売店で買っておいた缶ビールは少しぬるい。
その中途半端さが、悲劇どっぷり、から
気を紛らわしてくれた気がした。
部屋に帰ってからは、さらにワインを
1本空けた。
頭がドクドクと脈を打って少し目がまわったけど、
吐くことはなく、
吐き気はたっぷりと感じながら眠りについた。
さよなら、さよなら、と
つぶやきながら・・・

