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恋のリサーチ
第4章 はじめて・・
眠れぬ夜・・
まさに子供の頃の遠足の前日のように、
興奮しているからなのかなんなのかわからないが
なかなか眠りにつくことができなかった。
明日・・
聖夜と並んで歩く。
初めてのこと。
いつもテーブルを挟んで座ってばかりだから
肩を並べて歩くことすら楽しみに思える。
彼はどんな速度で歩くのだろう・・
そういえば背は私よりどれくらい高いのだろう・・
そんなどうってことないような事を考えただけでも、
目はさえて、天井を見つめた。
明日は・・自分の気持ちに正直に、素直になろう・・
そうつぶやいた次の瞬間、
体の芯のあたりがドクンと脈打ち、熱りだした・・