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第10章 まどか、焦る

別に体を繋げることを神聖視するつもりはない。
恋愛はそれだけじゃないと思う。

だけど、手を出されないのも、それはそれで辛いのだ。

そんな時だった。
太基さんの家に呼ばれたのは。

彼氏のおうち！
なんというビッグチャンス！

友達の少ない私はその手の知識に疎いのだけど、体を清潔にして、可愛い下着をつけてった方がいいことくらいはわかる。

あんまり気合いが入りすぎても、期待丸出しみたいで恥ずかしい。
でもでも、こういう時に勇気を出さないでどうするよ！？