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アナザー☆ステップ
第10章 まどか、焦る
私は恐る恐る口を開く。

「……やっぱり、私は魅力がないですか」

「そんなことない」

「じゃあ……!」

振り向いた瞬間、太基さんの真剣な視線とぶつかる。

どきりとした。
男っぽくて、切実な表情。

「俺がどんだけ我慢してると思ってんの……!」

背もたれに押しつけられるようにしてキスされた。
唇が触れるだけじゃない、深い方のキスだ。
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