この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザー☆ステップ
第2章 太基、バレンタインチョコをもらう
職員室にいったんチョコレートを置く。
また園児たちのお見送りに戻らないと。
「あらまぁ、今年も大人気ですねぇ、大野先生」
副園長が朗らかに笑った。
この幼稚園は家族経営で、園長兼運転手がお父さん、副園長がお母さんだ。
二人とも恰幅がよくていつもニコニコしている。
何があってもどーんと構えていてくれる、安心感のある夫婦だ。
「男が少ないから俺に集中してるだけですよ」
「それだけかしらねぇ」
副園長は笑いながら、ツンツンと園の裏手を指差した。
また園児たちのお見送りに戻らないと。
「あらまぁ、今年も大人気ですねぇ、大野先生」
副園長が朗らかに笑った。
この幼稚園は家族経営で、園長兼運転手がお父さん、副園長がお母さんだ。
二人とも恰幅がよくていつもニコニコしている。
何があってもどーんと構えていてくれる、安心感のある夫婦だ。
「男が少ないから俺に集中してるだけですよ」
「それだけかしらねぇ」
副園長は笑いながら、ツンツンと園の裏手を指差した。