この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザー☆ステップ
第18章 和樹、気づく
「なんでって、おまえが本当はいい女だってこと、これから証明してやるんだよ。おまえだってあの男見返してやりてーだろ」
唯とデートしていた男。
今思い出してもムカムカする。
もっといっぱい殴っておけばよかった。
「い、いい女って……」
なぜか唯は顔を赤くして口をぱくぱくさせている。
俺はビシッと唯を指差した。
「だいたいおまえも男見る目が無さ過ぎだ! あんな奴好きになるとかさぁ!」
「す、好きじゃない!」
唯の声はびっくりするくらい鋭かった。
「……別に、好きじゃなかった。デートってどんなものだろうって興味があっただけ」
なんだよ、それ。
好きじゃねーのかよ。
唯とデートしていた男。
今思い出してもムカムカする。
もっといっぱい殴っておけばよかった。
「い、いい女って……」
なぜか唯は顔を赤くして口をぱくぱくさせている。
俺はビシッと唯を指差した。
「だいたいおまえも男見る目が無さ過ぎだ! あんな奴好きになるとかさぁ!」
「す、好きじゃない!」
唯の声はびっくりするくらい鋭かった。
「……別に、好きじゃなかった。デートってどんなものだろうって興味があっただけ」
なんだよ、それ。
好きじゃねーのかよ。