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アナザー☆ステップ
第18章 和樹、気づく
俺がむっとしていると、唯はこほんと咳ばらいした。
「さっさと撮ってよ、もう時間も遅いんだし」
「おう。仕上がりを見て驚くなよ」
「ふふん。あんたのカメラテク、見せてもらおうじゃない」
淡い空色の壁紙を背景にした唯は、背筋を伸ばしてカメラを意識しだした。
いつもの癖で俺も営業トークが入る。
「じゃあまず焼肉食べてる時を思い浮かべて」
「はぁ?」
「だって唯、すごく幸せそうな顔して食べるから」
「そ、そうかなぁ」
「あ、それ。その首の角度可愛い」
一瞬、唯の眉がぴくりと動く。
「さっさと撮ってよ、もう時間も遅いんだし」
「おう。仕上がりを見て驚くなよ」
「ふふん。あんたのカメラテク、見せてもらおうじゃない」
淡い空色の壁紙を背景にした唯は、背筋を伸ばしてカメラを意識しだした。
いつもの癖で俺も営業トークが入る。
「じゃあまず焼肉食べてる時を思い浮かべて」
「はぁ?」
「だって唯、すごく幸せそうな顔して食べるから」
「そ、そうかなぁ」
「あ、それ。その首の角度可愛い」
一瞬、唯の眉がぴくりと動く。