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アナザー☆ステップ
第18章 和樹、気づく
「そーいえば今日行くはずだった飲み屋って何の店だったんだ?」
「確かトンカツがウリだったと思う。あー、考えてきたらお腹へってきた。うちらフットサルの時から何も食べてないよね」
「これ終わったら何かおごってやるよ」
「ほんと?」
「お、その顔もいいじゃん」
会話を繰り返すうちに、唯の表情もほぐれてくる。
撮影に慣れてきた頃、ポーズも変えてもらった。
座って花束を見つめてるのとか、ドレスのふわふわの裾の上に仰向けになってるのとか。
シャッターを押す度に思う。
唯は綺麗だ。
普段のスポーツウェアばっかり着ている姿とは全然違う。
まぁ、あれはあれでけっこう好きかもしれない、と、思っている自分が怖い。
俺、女の子っぽい子が好きだったはずなのに。
「確かトンカツがウリだったと思う。あー、考えてきたらお腹へってきた。うちらフットサルの時から何も食べてないよね」
「これ終わったら何かおごってやるよ」
「ほんと?」
「お、その顔もいいじゃん」
会話を繰り返すうちに、唯の表情もほぐれてくる。
撮影に慣れてきた頃、ポーズも変えてもらった。
座って花束を見つめてるのとか、ドレスのふわふわの裾の上に仰向けになってるのとか。
シャッターを押す度に思う。
唯は綺麗だ。
普段のスポーツウェアばっかり着ている姿とは全然違う。
まぁ、あれはあれでけっこう好きかもしれない、と、思っている自分が怖い。
俺、女の子っぽい子が好きだったはずなのに。