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アナザー☆ステップ
第19章 唯、魔法が解けないことを知る
試着室の外には黒い皮張りのソファが置かれていた。
たぶん、被写体になる人物が着替えている間、付き添いが待機するためのスペースだろう。

そこに私は仰向けにされていた。

体には白いレースのガーターストッキングが残っているだけだ。
その足を大きく割り広げて、和樹が顔を埋めている。

「やだ……は、恥ずかしいよっ」

せめてそういうのはお風呂に入ってからにして欲しい。

和樹は聞いているのか聞いていないのか、厚ぼったい舌を大胆に動かしてくる。

「ぁ……」

視界の隅で、白いレースに包まれた足が跳ね上がるのが見えた。

恥ずかしい。
恥ずかしい。
そんなところ舐めないでよ。
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