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第19章 唯、魔法が解けないことを知る

痛気持ちいいどころか、すごく気持ちいい……！

和樹がガンガン腰を打ちつけてくる。

奥に当たる。
体の芯の方が震えだす。
知らなかった場所を刺激されて、新たな快感が目を覚ます。

あまりに激しい打ち込みに、ずるずると滑っていく私の体。
和樹が力強い腕で抱き戻す。

「唇、噛むなよ」

汗で濡れた前髪をかきあげながら、和樹が言う。

私は首を振った。

だって、こうしてないと何を言うかわからない。
すごく恥ずかしいことを口走ってしまうかも。