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アナザー☆ステップ
第25章 花梨、狼と戦う
ずず、と壁沿いにへたりこみそうになる。
でも佐和紀に両手を縫い止められているからそれも出来ない。
まるで張り付けにされてしまったみたいだ。
背骨が疼くのを感じて、あたしは焦った。
どうしよう。
シたい。
尻軽とか、股が緩いとか思われるかな。
ああ、でも。
こんな蕩けるようなキスをされたら、誰だって……!
ようやく佐和紀が唇を離した。
透明な唾液が蜘蛛の糸のように繋がって、ぷつりと切れる。
「佐和、紀……っ」
どうしようなく膨れ上がる熱。
その苦しさと切なさに耐え切れず、あたしは物欲しそうに佐和紀の目を見つめた。
でも佐和紀に両手を縫い止められているからそれも出来ない。
まるで張り付けにされてしまったみたいだ。
背骨が疼くのを感じて、あたしは焦った。
どうしよう。
シたい。
尻軽とか、股が緩いとか思われるかな。
ああ、でも。
こんな蕩けるようなキスをされたら、誰だって……!
ようやく佐和紀が唇を離した。
透明な唾液が蜘蛛の糸のように繋がって、ぷつりと切れる。
「佐和、紀……っ」
どうしようなく膨れ上がる熱。
その苦しさと切なさに耐え切れず、あたしは物欲しそうに佐和紀の目を見つめた。