パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第25章 花梨、狼と戦う

あたしはコクコク頷く。

いいから。
その目に、もっと切り裂かれたい。
あたしを圧し潰して、切り刻んで、何もわからないくらいグチャグチャにして。

佐和紀はあたしの首に手をあてた。
そこには首輪がついたままだ。

電車に乗るときに真っ赤なずきんは外したけど、これは取らないでおいた。

せっかく佐和紀につけてもらったんだから、すぐ外すのはもったいなかったってのもある。

でも一番の理由は、はめてもらった時、佐和紀に鎖を引かれて、今までにない倒錯した興奮を覚えたからだ。