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顧みすれば~真の愛~
第10章 急接近
「送っていくよ」

直哉さんが耳元で囁く


「まだ、電車がありますから大丈夫です」

「だめだよ。

 酔った君を電車で帰らせるほどひどい男じゃない

 それにね」


直哉さんはわたしの耳元に唇を寄せて


「酔った君はとてもエロティックだからね

 他の男に触らせたくないよ」


「えっ?!」

ドキドキしてしまう


「さ、おとなしく乗って。

 今日は襲わないよ」


直哉さんが微笑む

助手席のドアを開けて促されてしまった。


「さて、姫のおうちはどこですか?」


「あ、えっとぉ... 青山です」


「青山?!

 何が東京の外れだよ。
 ど真ん中じゃないか。
 おばあちゃんの言い付けもたいしたもんだ」


「すみません」

助手席で小さくなった。


「でも、うちから近いからラッキーだな
 多摩の方まで行く覚悟してたから」

直哉さんは、はははと笑って走り出した。


帰りの車内で直哉さんは
ずっとわたしの手を離さなかった。

私の心臓は鳴りっぱなしだ。

今日はどれほど心臓を酷使したんだろう


青山トンネルを過ぎたところで下ろしてもらう。


「今日は本当にありがとうございました。

 素敵な夜でした」


「こちらこそありがとう。

 また誘っていい?」


「はい。

 おやすみなさい」


「ありがとう

 おやすみ」

そう言って頬にキスをした。




走り去る車を見送っていた。


ああ...やってしまった。
明日から どうしよう。

酔いも覚めるほど現実に引き戻された。



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