この作品は18歳未満閲覧禁止です
顧みすれば~真の愛~
第28章 恋人の時間
「アミ すぐでなくていい。
君の気持ちが落ち着いたら
アラブへ来てくれないか?」
ロイド王子は私の瞳をまっすぐに見た
「ずっと 私のそばにいてほしい」
私は答えられなかった。
アラブ...
複雑な思いがよぎる
「もう、辛い思いはさせない。
私が君を全力で守るから」
ロイド王子は私の手を握りしめた。
「すぐには
お答えできません」
そう言うのが精一杯だった。
「そうだね。急ぎすぎたかな」
ロイド王子は照れたように笑った。