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顧みすれば~真の愛~
第29章 禁断の果実
私たちはその時を惜しむかのように
ゆっくりと歩いた。
時々ロイド王子が繋いだ手を強く握った。
そして、ホテルの入り口へと戻ってきた。
「では、ロイド王子
またお会いしましょう」
私は繋いだ手を離そうとした。
その手をロイド王子がギュッとつかむ。
「ひとつだけ 願いを聞いてくれないか?」
「どんな?」
「一度でいい 君を抱きたい」
私は目を見開いた。
そして、微笑んだ。
「それは
アミ?
紗英?」
「私が求めた女は
アミだ」
ロイド王子は真っ直ぐに強い瞳で見つめてきた。
ゆっくりと歩いた。
時々ロイド王子が繋いだ手を強く握った。
そして、ホテルの入り口へと戻ってきた。
「では、ロイド王子
またお会いしましょう」
私は繋いだ手を離そうとした。
その手をロイド王子がギュッとつかむ。
「ひとつだけ 願いを聞いてくれないか?」
「どんな?」
「一度でいい 君を抱きたい」
私は目を見開いた。
そして、微笑んだ。
「それは
アミ?
紗英?」
「私が求めた女は
アミだ」
ロイド王子は真っ直ぐに強い瞳で見つめてきた。